からだトラブルQ&A

よくある身体のトラブルや、意外と知られていない身体のしくみについてご紹介します。

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かぶれ 乾燥肌 紫外線 かゆみ キズ跡 湿布 吹き出物 シミ アトピー チクチク感

赤ら顔 白髪 フケ 顔のたるみ 耳が遠くなる  イボ  歯痛 早食い

噛み合わせ 歯周病 口内炎 朝のガラガラ声 口が乾く 顎の痛み 味が薄い

タン ドライアイ 加齢黄斑症 目の下のクマ 薄毛 冷え

コンタクトレンズ 飛蚊症 便秘 胸やけ 魚の目 足がつる 外反母趾 

爪水虫 かかとのかさつき 血管のコブ 軽い糖尿病 夏の運動 ヒートショック 高血圧

骨粗しょう症 加齢臭 頻尿 いびき 更年期 不眠 寝起きが悪い

産後のたるみ 爪の横溝  貧血

 お肌の悩み
  Q:

衣類がチクチクして、かゆみが止まりません。

  A:

ウールや毛羽立った化学繊維などは、肌を刺激してかゆみを誘発しやすいぞ。静電気が刺激になってかゆみを起こすことも。肌ざわりがよく、吸収性に富んだ綿や麻などの素材を選ぶようにしよう。また洗剤が残っていると、肌を刺激することがあるので、洗濯時のすすぎは十分に行うようにな。

   
  Q:

大人になってからアトピーの症状が出ました。

  A:

子どもは食べ物が原因でアレルギーを起こすが、大人はハウスダスト、ダニ、カビのほか、化粧品やたばこの煙で炎症を起こすことがあるぞ。症状の原因が何か皮膚科で確かめよう。アトピーをを起こす人は皮膚のバリア機能が弱いため、身体を洗うときは無添加の石けんやシャンプー、リンスを使うようにな。

   
  Q:

冬になると肌の乾燥がとても気になります。

  A:

年齢を重ねると毛穴の皮脂分泌が減少し、水分を保つ力が低下してしまう。肌の乾燥はかゆみや湿疹の原因にもなりやすいのう。まずは入浴法を見直してみてはどうじゃ。熱いお湯や長風呂は避け、洗うときは石けんをよく泡立て、皮膚を強くこすらないこと。入浴後は早めに保湿剤を塗ろう。保湿剤入りの入浴剤を選ぶのも効果 的だぞ。

   
  Q:

最近、首の周りにイボが増えてショックです。

  A:

中年以降に、首やまぶたなどの皮膚が弱い場所にできるイボは、実は加齢現象のひとつなんじゃ。色や大きさには個人差があるが、良性なので、ヒリヒリしたりかゆくなったりしなければ特に心配はないぞ。どうしても見た目が気になるときは、専門医に相談しよう 。

   
  Q:

パップ剤をはがした後にお風呂に入ると、かぶれる事があるのはどうして?

A:

貼り薬の成分には肌に刺激を与えるものが含まれているため、剥がした直後に入浴すると過剰な温熱作用等で強い刺激を感じることがあるぞ。これが肌のかぶれを招く一因じゃ。入浴の一時間前には剥がしておこう。

  Q:

紫外線が強くなる4月頃からかぶれがひどくなります。皮膚の病気でしょうか。

  A:

日焼けを起こさない程度の弱い日光に当たっただけで、皮膚が赤くなったり、かゆいブツブツが出る場合は、光線過敏症の可能性が考えられるぞ。遺伝や、皮膚の老化が原因だが、なかには化粧品や食べ物に日光が反応して起こることもある。紫外線を防止できる衣類を着用したり、日焼け止めを使うなど心がけたいものじゃ。ただし科学物質が原因の場合は、一度皮膚科の診察を受けるのが良かろう。

   
  Q:

冬になると身体がとてもかゆくなります。
他の時期は、特にかゆみを感じることはないのですが…。

  A:

目立った湿疹もないのにかゆみを感じる場合は「皮脂欠乏症」が考えられそうじゃ。加齢により皮膚の水分量 が低下していると、冬場は特に身体が乾燥し、ささいな刺激にも敏感になる。肌の保湿につとめ、掻かないことが治療のポイントだぞ。

   
  Q:

軽いすり傷なのに、シミのようなキズ跡が残ってしまいました。
なぜでしょうか。

  A:

傷ができると出血と同時に体液も出るが、この体液には、じつは傷を治す成分も含まれておるのじゃ。ところが傷口を水で過剰に流してしまったり、乾かしてかさぶたをつくると、キズの治りが遅くなるだけでなく、目立ったキズ跡が残りやすい。体液が乾く前に、絆創膏を貼ることを勧めるぞ。

   
  Q:

湿布で肌がかぶれてしまいます。上手な使い方を教えてください。

  A:

肌が弱くかぶれが気になるときは、湿布と皮膚の間にガーゼを1枚はさむとよいぞ。また入浴は皮膚を刺激するので、前後30分〜1時間は貼らないように。粘着が強く剥がれにくいときは、ぬ るま湯で湿らせてからゆっくり巻き取るようにすると、痛みもなくキレイに剥がれるぞ。

   
   

 顔の悩み
  Q:

髪がだんだん細くなり、抜けやすくなりました。

  A:

春〜夏は髪にとって要注意の季節。紫外線とエアコンによる乾燥は大敵なんじゃ。帽子で紫外線を避けたり、髪を保護するヘアケア製品を上手に使おう。また、欧米流の高カロリー食は毛穴を広げて毛根を痛めてしまう。大豆や魚など良質のたんぱく質をとると良いぞ。頭皮の血行を促進して強い髪になるよう、ブラシで軽くたたくマッサージもおすすめじゃ。

   
  Q:

頭のフケが気になります。
ちゃんと洗髪しているのですが…。

  A:

フケの正体は、皮膚からはがれ落ちた角質。新陳代謝が異常に早まって起こるフケ症は、皮脂分泌の多い男性に多いのう。抗菌・抗炎症効果のあるシャンプーを使い、爪を立てずに頭皮を優しくマッサージするのがコツ。皮脂分泌を増やすアルコールやナッツ類は控え、新陳代謝を整えるレバーやほうれん草などのビタミンBをしっかり摂ろう。

     
  Q:

急に耳が遠くなることがあります。
左耳に雑音が入ることもあるのですが…。

  A:

突然、片方の耳が聞こえにくくなったり、耳鳴りが起こるのは「突発性難聴」や「メニエール病」などが疑われる。体調不良が続いたり、過労やストレスを抱えていると発症しやすいといわれているんじゃ。めまいや吐き気を伴うようなら、脳の病気も考えられるので要注意。すぐに受診しよう。

   
  Q:

若い頃はニキビとは無縁だったのですが、
最近になって吹き出物が…。何が原因ですか。

  A:

ホルモン、皮脂の過剰な分泌が原因といわれる若い頃の「ニキビ」に対し、大人になってからの「吹き出物」はストレスや長時間のメイク、肌の乾燥など原因が多岐に渡るのじゃ。洗顔や保湿などのスキンケアをしっかり行い、ストレスの解消も心がけてな。

   
  Q:

化粧をしないので、顔にシミができました。
薄くする方法はありますか。

  A:

シミは、紫外線が皮膚の細胞を刺激してメラニン色素を増やしたためにできるぞ。できてしまったシミを薄くするには、美白効果 のある化粧品を使ったり、マッサージをしたりして、肌の新陳代謝を高めてメラニン色素の排出を促す必要がある。6月から夏にかけては最も紫外線が強くなるので注意が必要じゃ。日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったり、肌の調子を整えるビタミンC、E、コラーゲンなどのサプリメントの補給も忘れずにな。

   
  Q:

暑くても寒くても、赤ら顔になりやすいので気にしています。

  A:

赤ら顔は冷えのサインのひとつじゃ。身体は血管の収縮・拡張によって体温調節しているが、これがスムーズにいかず血のめぐりが悪くなると、冷えによってのぼせやほてりを引き起こすのじゃ。夏場は特に冷房病に注意して、室内と屋外の温度差を6℃以内にするように。また突然カーッと熱くなったり汗が出る場合、更年期障害が考えられるぞ。大豆イソフラボンのサプリメントを補給したり、ストレスをためない生活を送るといいじゃろう。

   
Q:

最近白髪が増えて、気になっています。
どうして白髪になるのでしょうか。

  A:

髪を黒くするのは、毛根の奥の細胞で作られているメラニン色素なんじゃ。これを作る細胞の働きが弱まると、白髪に変わると考えられているぞ。働きが弱まる原因は、加齢、遺伝、甲状腺異常などの病気、ストレス、栄養不足とされている。健やかな生活習慣を心がけ、亜鉛、カルシウム、銅といったメラニン色素に有効な栄養素をしっかり摂ろう。また髪を無理に抜くと毛根が傷つき、次に生えてくる毛も白髪になってしまうぞ。

   
  Q:

歳のせいか、顔がたるんできました。
良い方法はありますか?

  A:

身体と同じように、顔の筋肉も使わないと衰えてしまうぞ。それが顔のたるみにつながることもあるのじゃ。 笑顔を心がけ、顔の筋肉を鍛えよう。イキイキとした表情は、それ自体がエクササイズになるのじゃ。  
また、悪い姿勢やむくみも関係がある。顔だけでなく身体全体のバランスも整えるようにな。

   
   

 歯の悩み
  Q:

むし歯でもないのに、冷たい水が歯にしみます。

  A:

歯ブラシが歯に触れたり、冷たいものを口にした時にしみるのではないかな?その場合、加齢などにより歯肉が衰えて起こる「知覚過敏」が考えられる。歯がしみると、歯磨きが不十分になりがちなので要注意。やわらかめの歯ブラシで力を入れずに磨き、すすぎはぬるま湯で行うとよいぞ。続くようなら一度、歯科に相談してみよう。

     
  Q:

歯周病になり、歯を一本抜きました。
残りの歯のことが心配です。

  A:

悪化するまで、ほとんど症状がない歯周病。気づかない人も多いのう。歯を一本抜いたということは、他の歯にも歯周病が及んでいると考えられる。歯科医と協力して、原因となる「歯垢」をきちんと取り除くとともに、自分に合った正しい歯磨き法を身に付けること、定期検診でお口の健康を保つことが大切じゃ。

     
  Q:

歯周病になり、歯を一本抜きました。
残りの歯のことが心配です。

  A:

悪化するまで、ほとんど症状がない歯周病。気づかない人も多いのう。歯を一本抜いたということは、他の歯にも歯周病が及んでいると考えられる。歯科医と協力して、原因となる「歯垢」をきちんと取り除くとともに、自分に合った正しい歯磨き法を身に付けること、定期検診でお口の健康を保つことが大切じゃ。

   
  Q:

歯が相当痛むのですが、歯医者に行きたくありません。
鎮痛剤を飲み続けていれば大丈夫でしょうか。

A:

症状が出ている虫歯の場合、鎮痛剤で痛みを抑えることはできるが根本的な治療にはならんぞ。歯の神経が炎症を起こしている可能性や、さらに状況が進行し、根の先端が化膿している場合も考えられるな。鎮痛剤は歯科に行くまでの一時的なものとして上手に利用し、一刻も早く治療を受けてほしい。

   
  Q:

肩こりの原因が、歯の噛み合わせのズレだと言われました。本当ですか。

  A:

噛み合わせが悪いと左右どちらかの歯が過剰にすり減り、それが原因で頭がわずかに傾いてくるんじゃ。ゆがんだバランスをなおそうと、筋肉に緊張が走り、肩こりや腰痛を引き起こすことがあるぞ。頬づえをついたり、うつぶせ寝の癖はズレを大きくするから要注意じゃ 。

   
   

 口の悩み

  Q:

最近、食べ物の味が薄く感じられます。

  A:

味覚障害が考えられる。原因は口の乾燥や薬の副作用の場合もあるが、最も多いのは亜鉛不足。体内でつくることができないため、牡蠣や煮干しなど亜鉛を多く含む食品を積極的にとるようにしよう。酢や梅干しに多いクエン酸、ビタミンCと一緒にとれば効果的じゃ。 糖尿病などの病気が原因の場合 もあるので、気になるときは耳鼻咽喉科などで味覚検査を受けよう。

   
  Q:

硬いものを食べると顎が痛み、口を開けると音がします。

  A:

症状から、「顎関節症」が考えられる。顎に痛みが生じるほどの負荷をかけないことが大切じゃ。 うつぶせ寝やほおづえを避け、軟らかい食べ物を小さくしてゆっくり食べる、口を大きく開けないようにする、 痛む方の顎では噛まない、これらに気をつけよう。痛みがひどい場合は早めに病院で診てもらうとよいぞ。

   
  Q:

ここ数年、口内炎がやたらとできるようになり困っています。
何かの病気のサインなのでしょうか。

  A:

加齢の影響で唾液の分泌が少なくなり、細菌が繁殖しやすい状態になっているかもしれんのう。症状が進行すると免疫力が弱まるから、歯周病や口内炎などを引き起こすこともあるぞ。まずは耳鼻咽喉科の診察を受けるのが良かろう。

   
  Q:

朝起きたとき、声がガラガラするのはなぜでしょうか。

  A:

鼻がつまっていると、口を開けて寝てしまうぞ。そのため、のどの粘膜がカラカラに乾燥し、痛くなるのじゃ。逆に、鼻のなかが開き過ぎて、乾いた空気が鼻を素通 りしてのどに届き、のどの粘膜を乾燥させることも。ただし、のどの痛みに加え、発熱や手足の発疹などが見られる場合は、感染症の恐れがあるぞ。よく症状を確認するようにな。

   
  Q:

冬になると口が乾いて困っています。対策法はありますか。

 

  A:

口が乾く原因の多くは、だ液の減少によるもの。なかでも冬の乾きは、大気の乾燥や暖房による室内の乾燥によって引き起こされる。マスクや加湿器を上手に活用しよう。食事時には塩辛いものや刺激のあるものは避け、水分を十分にとること。酸味のあるレモンやみかんなどを食べ、だ液の分泌を促進しよう。

   
  Q:

最近、のどにタンがからんで困っています。 

  A:

風邪やたばこの吸い過ぎ、ハウスダストなどで、気道を守る分泌物が異常に多くなったものがタンじゃ。
熱がなければ、入浴が効果的だぞ。湯船で湯気をゆっくりと吸い込めば、湿気でタンがサラサラになり、出しやすい。去痰薬も有効じゃ。ただし、長引く場合は気管支炎のこともあるので注意しよう。

   
   

 目の悩み
  Q:

知人が「加齢黄斑症」で入院しました。
どのような病気なのでしょうか

  A:

眼の網膜にある「黄斑」に、加齢に伴って障害を生じる病気のことじゃ。ものがゆがんで見えたり、視野の中央が暗く見えたり、欠けて見えるのが症状で、「眼の生活習慣病」ともいわれておるぞ。禁煙や食生活に気を配ったり、サングラスや帽子で直射日光を避けるなどして予防を心がけよう。

   
  Q:

ドライアイと診断されました。かといって、  
急に仕事も休めません…。

  A:

日常生活を少し改善するだけでも、ドライアイから目を守ることができるぞ。例えばコンピュータやテレビを目の位 置より下に置くだけで、目の疲労度は変わるぞ。また、点眼剤を毎日使用するのも効果 的じゃ。

   
  Q

充分な睡眠をとっても、目の下のクマがとれません。  
どうしたらいいですか。

  A:

目元の皮膚は、ほかの皮膚に比べて薄いため体の不調が出やすいのじゃ。健康のバロメーターとして毎日チェックしたいの。目の下のクマは、紫外線のダメージや乾燥、血行不良が原因でおこる。血行不良は、睡眠不足やストレス、疲れ、目の酷使が原因じゃ。そのため、睡眠を十分とるだけでは、クマを防ぐことはできないぞ。冷たいタオルとあたたかいタオルを交互にあてて血流をよくしたり、ビタミンEやCをしっかり摂るとよいじゃろう。

   
  Q:

コンタクトレンズを入れると目が赤くなります。
対策法はありますか?

  A:

充血は、コンタクトレンズの汚れや消毒不良、アレルギーが原因で起こるぞ。充血や目ヤニが増える程度ならば、眼科で適切なケア方法を確認し、一時使用を止めて目を休ませるとよい。ただし、かゆみや痛み、異物感、まぶしさ、涙が大量 に出るといった症状があわせて起こる場合は、細菌性角膜炎の可能性も考えられる。抗菌薬の点眼が必要になるため、一刻も早く眼科を受診するようにな。

   

  Q:

「飛蚊症」と診断されました。どのようなものでしょうか。

  A:

視界に、黒い糸や小さな虫のようなものが浮遊して見えるのが飛蚊症じゃ。原因は加齢などの生理的なもので、問題のない場合がほとんど。しかし、見える浮遊物の数が急に増えたり、形が変わったり、視力が落ちたら要注意じゃ。網膜剥離などを引き起こすこともあるので、すぐに眼科医に相談したほうがよいぞ。

   
   

 腹の悩み
     
  Q:

食後に胸焼けがして、げっぷがよく出ます。

  A:

胃の働きが弱まったり、ストレスなどで胃酸が出過ぎたために、食道に逆流して起こるのが胸焼け。 げっぷやお腹の張りを伴うこともあるぞ。胃酸を増やす油ものや甘いもの、香辛料は避け、早食いや夜遅い食事も控えよう。また、食べた後すぐに横になったり、前屈みの姿勢は、胃酸の逆流を招きやすいので要注意じゃ。

   

  Q

便秘がひどくて常にお腹が張っています。
手軽にできる改善策はありますか。

  A:

「合谷(ごうこく)」というツボは、便秘や二日酔いに効果 があると言われてるぞ。ツボの場所は、手の親指と人差し指の間。親指の付け根から掌の中心に向かって骨をなぞっていくと見つけやすい。

   
   

 足の悩み
  Q:

かかとのかさつきが気になります。

A:

足裏には皮膚の潤いを保つ皮脂腺がなく、乾燥しやすいぞ。しかも力が加わるため、角質層が厚く固くなり、かさつきやひび割れが起こるのじゃ。軽石ややすりで強く削ると皮膚を傷つけてしまい逆効果 。風呂上がりや寝る前に、保湿効果のある尿素入りのクリームをたっぷり塗ること。それでも治らない場合は、「角質増殖型」の水虫の可能性も。一度皮膚科を受診しよう。

     
  Q:

「爪水虫」とは、どのようなものですか?

A:

水虫の原因である白せん菌というカビが、爪に侵入して起こるのが爪水虫。かゆみはないが白く濁ったり、ぽろぽろと欠けるのが特徴じゃ。足の水虫を放置していると起こりやすく、さらに爪が菌の貯蔵庫となり水虫を繰り返してしまうぞ。予防には、足の清潔・乾燥・通 気を心がけること。感染してしまったら早めに受診しよう。 

Q:

ハイヒールを履いているため、外反母趾が心配です。

  A:

足の親指が、小指側に「くの字」に曲がってしまう外反母趾は、親指の関節が横に出て靴に当たったり、炎症を起こして赤く腫れたりして痛いのう。予防には、足に合った靴を選ぶことはもちろん、足の指でじゃんけんの形を作ったり、尺取り虫のように足の指を動かして前に進んだり、つま先立ちをする運動が有効じゃ。

   
  Q:

魚の目ができたのですが、 放っておくといけませんか。

  A:

魚の目は、種類によっては芯が皮膚に深く入り込み、足に激痛を起こす場合もあるぞ。痛みをかばって歩くようになると、重度の膝痛や腰痛の原因にも発展しかねない。まずは配置員に相談してみてはどうじゃ。

   
  Q:

就寝中に足の指、ふくらはぎがつってしまいます。
日中に運動をしているのですが…。

  A:

足がつる原因は筋肉疲労や冷え、運動不足、水分不足、カルシウムやマグネシウム不足など様々じゃ。相談によると、日中の運動の疲れが残っているかもしれん。ゆっくり湯船につかり、ストレッチを行って血液循環をよくしてから布団に入るとよいぞ。またマグネシウムが豊富なほうれん草、カルシウムの多い小魚や牛乳などをしっかり食べるように。それでも症状が改善されない場合は、肝臓の病気や糖尿病の疑いもあるから病院で診てもらうとよいぞ。

   
  Q:

ふくらはぎに血管のコブのようなものができ、
気になっています。

  A:

足の静脈が拡張し、コブのようにふくらんだ状態を下肢静脈瘤という。女性に多く、見た目を気にする人も多いのう。原因は、妊娠、立ち仕事、加齢など。足がつったり、むくんだりする場合もある。長時間立ったままの姿勢は避け、足を高くして休息をとろう。弾性ストッキングを履くのもおすすめじゃ。

   
   

 体調の悩み
  Q:

高血圧なので、減塩のポイントを教えてください。

  A:

1日の塩分摂取の目安は、男性9g、女性7.5g未満とされている。味噌やしょうゆは塩分が多いので使用を控えよう。代わりに、ゆずやレモンをしぼって酸味をきかせたり、唐辛子やハーブなどの香辛料で味つけをするとよいぞ。胡麻やナッツを和えるのも減塩食をおいしくするポイントじゃ。

  Q:

冬はヒートショックが心配です。

  A:

急激な温度変化によって血圧が急変することを「ヒートショック」と呼び、心筋梗塞や脳卒中につながることがあるぞ。特に冬場は脱衣所に注意。入浴前後は脱衣所も暖めておくなど、温度差をなくすようにしよう。もともと高血圧の人や、早朝に血圧が上がる、ストレスを抱えている、喫煙をする人は、ヒートショックになる可能性が高いので注意するようにな。

  Q:

寝起きが悪く快適に目覚めることができません。

  A:

睡眠中は「眠りの深いノンレム睡眠→浅いレム睡眠」を約90分の周期で繰り返している。すっきりと朝を迎えるには、浅いレム睡眠の終わりに目覚めるのがよいぞ。ただし90分は平均値。90分サイクルを計算して、起きてもすっきりしない場合は、80分や100分サイクルを試してみよう。朝、太陽の光を全身に浴びるのも有効じゃ。眠気を引き起こすメラトニンの分泌が止まり、身体が覚醒するぞ。

  Q:

早食いとメタボは関係が深いって本当ですか。

  A:

満腹感が得られるといわれているのは、食事を始めて約20分後から。早食いの人は、その前につい食べすぎてしまうことが多いようじゃ。「よく噛む」ことを心がけると、満腹のサインが早く脳に送られ、食べすぎを防止できる。噛みごたえのある海藻やきのこ類を食事に取り入れてみてはどうじゃ。 だ液の分泌も多くなり、スムーズな消化も期待できるぞ。

   
  Q:

寒い季節は身体が冷えて眠れません。

  A:

膝から下を湯につける「足湯」が手軽でおすすめじゃ。バケツなどの大きめの容器に、やや小さめの容器を入れ、外側の容器に熱めの湯を入れよう。内側には約40度の湯を、水位 がくるぶしから膝下になるように入れ、約15分足をつけよう。これで全身ぽかぽかじゃ。行うときはやけどに気をつけてな。普段から食生活にも気を配り、体質改善に努めよう。

   
  Q:

貧血気味です。何を食べたらよいでしょうか。 

  A:

貧血で多いのは、鉄分やたんぱく質不足によるもの。赤身の肉や魚、レバー、小松菜、大豆製品などに多く含まれているぞ。さまざまな食品からバランス良く摂ろう。また、レモンやブロッコリーに多く含まれるビタミンCを一緒に摂ると、吸収が良くなるのでおすすめじゃ。

   
  Q:

「骨密度が低い」と言われました。どうしたらいいですか?

 

  A:

50歳以上の女性は、4人に1人が骨粗しょう症といわれている。 カルシウムの多い乳製品や大豆類・小魚類と、その吸収を助けるビタミンDを積極的に摂るよう心がけよう。 サプリメントで補うのも手じゃ。適度に運動して骨に刺激を与え、 日光に当たることもカルシウムの吸収を高めるのに有効だぞ。

   
  Q:

数年前に「軽い糖尿病」と診断されました。
特に何ともありませんが、放っておいても大丈夫ですか。

  A:

せっかく早く糖尿病が発見されても、そのままにされてしまう事が実際に問題となっておる。実は糖尿病は、ごく軽症のうちから心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の発症リスクが高い。早めに治療を開始することが重要なんじゃ。

   
  Q:

夏の運動後は、特に疲れが出ます。 熱さのせいでしょうか。

  A:

夏は暑さが原因で食欲がなくなったり、睡眠不足になったりして体調を崩しやすいぞ。クーラー病もだるさの原因のひとつ。このような体調不良時に運動をすると、いつも以上に疲れが出る。また、夏の炎天下や高温多湿な室内で運動をすると、上手く体温調節ができなくなり熱が体内にこもって日射病や熱射病の症状にかかることがあるぞ。運動中はこまめに水分補給を行い、汗から排出されてしまった水分とミネラルをしっかり補うことが大切じゃ。

   
  Q:

加齢臭はどうして おこるのでしょうか?

  A:

加齢臭とは言うものの、最近は10代の子どもたちにも症状が現れているぞ。原因は、ストレスなどで体が酸性に傾き、脂肪酸と過酸化脂質の分泌量 が増えることにあるのじゃ。これらの物質が混じり合うと臭いの源「ノネナール」という成分ができる。「ノネナール」の生成を抑えるためには、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを摂ること。また動物性たんぱく質をひかえると、脂肪酸や過酸化脂質の生成を減らすことができるぞ。

   

  Q:

夜中に1〜2回トイレに起きるようになり、気になります。

  A:

目安として、昼間に8回以上、夜間に3回以上トイレに行く状態を頻尿と言う。夜間に1〜2回トイレに起きるのは問題ないぞ。ただし、痛みや残尿感といった他の症状も伴う場合は膀胱などに異常があることも。よく症状を確認するようにな。

   

  Q:

睡眠中に大きないびきをかいていると言われます。大丈夫でしょうか?

  A:

朝まで続く大きないびきは「睡眠時無呼吸症候群」の心配があるぞ。気道の上部がふさがって何度も呼吸が止まってしまうもので、肥満の人に多いのじゃ。日中の強い眠気だけでなく、高血圧や心筋梗塞などを引き起こす危険性もある。肥満を解消したり、気道がふさがりやすくなる飲酒や喫煙を控えるようにな。

   
   

 女性の悩み
     
  Q:

更年期になってから、太りやすい気がします。どうしてですか。

  A:

更年期になると、交感神経を刺激して脂肪の分解を促していた女性ホルモン、エストロゲンが減少するぞ。そのため、脂肪が体内に蓄積されやすくなるのじゃ。更年期以降の肥満と運動不足は、心筋梗塞、糖尿病などの病気を引き起こす可能性が高いので日頃から気を付けたいのう。

   
  Q:

更年期障害で、 不眠の症状に悩んでいます。

  A:

更年期を迎えると卵巣の働きが衰え、女性ホルモンのひとつエストロゲンの量 が低下するぞ。これが原因で更年期障害が起こるのじゃ。エストロゲンと似た働きをするイソフラボンを摂取すれば、ほてりや発汗、不眠などの症状を和らげることができる。さらにベッドに入る前には、眠りを誘うラベンダーの香りをかいだり、ぬ るめの湯にゆっくりつかったりと、心身ともにリラックスすることが大切じゃ。「眠らなければいけない」とあせることが、身体に一番よくないぞ。

   
  Q:

産後の体のたるみが気になります。妊娠前の体型に戻りたいのですが…。

  A:

健康的に体型を戻すには、食事に気をつけて運動を行うこと。しかし産後の無理な食事制限は禁物。間食を控え、低カロリー高タンパクの食事を規則正しく摂るのが基本だぞ。運動は、入院中の軽い産褥(さんじょく)体操からスタートして、1ヶ月検診で問題がなければエクササイズを始めてみよう。

   
   

 手の悩み
  Q:

手の爪に横溝ができ、気になっています。

  A:

爪は、根元の皮膚の下にある「爪母(そうぼ)」でつくられる。ここに障害が起こると、爪の成長が妨げられ、数週間後に横溝が現れるんじゃ。障害とは、爪の周りの炎症やマニキュアの刺激、高熱や栄養不足、ストレスなど。それらが治まれば、横溝は爪の成長とともに指先に移動して消えていくぞ。ちなみに縦に入る細かい線は、しわと同じように加齢によるものが多いんじゃ。

     
  Q:

手の爪に、白い模様ができます。 身体のどこかに不調があるのでしょうか。

  A:

爪半月(付け根の白い部分)とは別 に、爪の表面にできる白い斑点は、空気が入っただけじゃから気にしなくてよい。ただし、爪の先端や両側から白くなって爪の中に白い筋がでるのは、爪水虫の可能性があるぞ。爪は健康のバロメーター、日々のチェックを怠るでないぞ。

   
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